2025年6月25日 ドイツ、エアランゲン – エレクトロビットは本日、世界有数の電子機器メーカーである鴻海科技集団(Foxconn)とEV.OSの共同開発契約(JDA)を締結したことを発表しました。EV.OSは、ソフトウェア定義型の電気自動車(EV)への急速な変革を支援する、柔軟でAIを活用したソフトウェアプラットフォームです。
エレクトロビットとFoxconnは、ハードウェアとソフトウェアを含むスマートなEVプラットフォームEV.OSを共同で開発し、業界初の拡張可能なサプライチェーンにおけるイノベーションの実現を目指します。両社は、スマートな自動車プラットフォームソリューションの開発、革新、市場投入を通じて、複雑さと総所有コストの低減、生産規模の拡大、そして消費者の利益のためにモビリティ業界のコモディティ化を加速するという目標を共有しています。このスマートEVプラットフォームには、リファレンスE/Eアーキテクチャ(EV.EEA)、差別化要素のないEVオペレーティングシステム、そしてEVアプリケーションが含まれます。
EV.OSとEV.EEAは、エレクトロビットのソフトウェアプラットフォーム統合によって実現する、将来を見据えたSDVプラットフォームの中核となります。このプラットフォームは、複数の高性能かつリアルタイム対応のECUをサポートし、サードパーティアプリケーション向けのセマンティック車両APIを含む、あらゆる機能領域にわたるサービス指向アーキテクチャを実現します。開発は、効率的なCI/CT/CDツールチェーンとレベル3の仮想化環境によって支えられます。
エレクトロビットのCEOであるMaria Anhaltは、次のように述べています。「エレクトロビットは、自社ソフトウェア製品の開発と、大規模な自動車量産プロジェクトへの統合と認証取得の両面において、車載組込みソフトウェア開発における独自の価値を提供しています。Foxconnとの協業は、SDVの進化における新たなマイルストーンです。私たちの自動車ソフトウェアの専門知識とFoxconnの製造およびハードウェアのイノベーションを組み合わせることで、開発の複雑さを軽減し、開発サイクルを短縮し、そして将来のモビリティビジネスモデルをサポートするスケーラブルなプラットフォームを構築します」
エレクトロビットについて
エレクトロビットは、先進の自動車業界向け組み込み/コネクテッドソフトウェア製品・サービスをグローバルに提供する車載 ソフトウェアのリーディングカンパニーです。エレクトロビットは、過去35年以上、自動車業界向けインフラストラクチャソフトウェアやコネクティビティ、セキュリティ、自動運転、関連ツール、ユーザーエクスペリエンスの分野で柔軟かつ革新的なソリューションを提供してきました。弊社のソフトウェアは、既に6億台以上の車両に50億以上のデバイスで採用されています。エレクトロビットは、コンチネンタルの完全子会社であり独立事業会社です。詳細はelektrobit.com/jpをご覧ください。
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