エレクトロビットが予測運転の自己学習ソフトウェアを開発

2017年1月4日、アメリカ、ラスベガス（2017年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー （CES）、ノースホール6106番ブース）– 自動車産業界のエンベディッド・システムおよびコネクテッドカー技術で最先端を誇るエレクロビット（EB）は本日、EB robinosの製品ライン初のソフトウェアモジュール、EB robinos Predictorを発表しました。これは、予測運転システムの開発に必要な正確な地図データと地形データを提供するソリューションです。この新しいソリューションの特徴は、最新かつ正確な位置情報が求められるプレディクティブヘッドライト、カーブスピードワーニング、トラフィックサインアシストなどの先進運転支援システム(ADAS)を実現する自己学習アルゴリズム機能にあります。

2016年に発表されたEB robinosは、包括的かつハードウェアに依存しない初のソフトウェアソリューションで、高度な自動運転（HAD）システムの開発と製品化に向け、自動車メーカーおよびTier 1サプライヤを後押しするものです。EBは、EB robinos Predictorを搭載することにより現在300万台以上の車両に搭載されている主力のelectronic horizonソフトウェアを強化し、多様な種類の車両モデルで使用できるようにしました。

EB robinos Predictorには、プロバイダ、リコンストラクタ、自己学習地図モジュールの3つのオプション・コンポーネントがあり、第1のコンポーネントであるプロバイダは、コンチネンタルAG社のDynamiceHorizonソリューションの一部にも採用されています。また、EB robinos Predictorは、すべての重要な地図や、NDS、フォルクスワーゲン PSD、BMW ADAS、ADASISバージョン2などの業界標準に対応しています。

特にEB robinos Predictorは、無料のオープンストリートマップ(OSM)にも対応しています。このOSMは、低価格車にも高度な運転支援機能を搭載するための費用対効果に優れた手段を自動車メーカーに提供します。ソフトウェアは、EBのelectronic horizonリコンストラクタにより車両の電子制御ユニット（ECU）が使用可能な情報に変換された高精度データを生成するために、この地図情報を使用します。これにより、車両は実際の状況に備え、対応することができます。

さらに、車両の走行中にEBの自己学習アルゴリズムを使用して常に地図データがover the airにより段階的に強化されるため、どの車両も先方の道路状況について最も正確な情報を得ることが可能です。

「先進運転支援システムにより、運転をより楽しめるだけでなく、より安全な運転ができます」と、EBのドライバーアシスタンス部門長のBjörn Giesler博士は言います。「自動車メーカーやサプライヤは、どのモデルを運転するお客様に対しても、採算が合わないという理由から、これらの機能の提供を控えるべきではありません。オープン・スタンダードという方法を取ることで、自動車メーカーが高度な自動運転システムの開発・生産を合理化し、自動運転技術が加速化されることを期待しています」と話しました。

EBは2017年、EB robinos Grid FusionとEB robinosPath Planningのソフトウェアモジュールの他に、正確な位置情報モジュールなどのリリースを目指しています。EB robinos Predictorは好評発売中です。

詳細は以下のサイトをご覧ください。 https://www.elektrobit.com/products/automated-driving/eb-robinos/predictor/