EB tresos OsekCore は、OSEK/VDX準拠の電子制御ユニット (ECU) のベーシックソフトウェアパッケージです。
EB では1999年以来、 ECUベーシックソフトウェアの開発に携わっており、量産プロジェクトで EB tresos OsekCore を実装しています。この製品は、組み込み OS、通信スタック、およびネットワーク管理のための OSEK* および VDX** 規格に準拠して開発されています。
* ドイツ語:Offene Systeme und deren Schnittstellen für die Elektronik in Kraftfahrzeugen; 英語:Open Systems and their Interfaces for the Electronics in Motor Vehicles
** 車両分散型 eXecutive
利点
スケーラブルなソリューション
マルチバスネットワーク環境で複雑な制御設計を実装するためのスケーラブルなソリューションが得られます。個別のプロジェクトのニーズに合わせて構成され、完全に統合されたソフトウェアパッケージとして提供します。
実装における信頼性の高さ
OS (オペレーティングシステム)、CAN、LIN、診断サービスおよび電子制御ユニットのモード管理機能を備えたフラッシュブートローダーを含む、量産承認済みの高い信頼のおける実装が可能です。
高い有用性
EB の OSEK/VDX ソリューションは、NXP 社や Infineon 社などの一般的なマイクロコントローラで利用可能です。
包括的なツール支援
EB tresos OsekCore のモジュールはEB tresos Studio (英語)で設定・検証・生成可能:
- 各モジュールには独自のエディタが提供されます (オプション)
- 共通の GIU
- 設定の妥当性チェックにより、構成の一貫性を保証
優秀な人材によるプロジェクト支援
EB は、組み込みソフトウェアプロジェクトのライフサイクル全体にわたってなエンジニアリングサービスを提供しています。
- 特有のソフトウェアモジュールの仕様、実装、統合 (オプション) の支援
- 特定のマイクロコントローラへの移植
- ローカルサポート ー グローバルな存在感
商品の詳細
EB tresos OsekCore OS
EB tresos OsekCore の中心コンポーネント。EBtresos Osek Core コンポーネントと容易に統合可能。OSEK-VDX 2.2.2、ORTI 2.0および2.1、およびOSEK time conformanceに準拠した完全なベーシックソフトウェアアーキテクチャを構成します。
自動車メーカー固有の実装
EB tresos OsekCore および OsekCore OS に基づき、EB は PSA、ルノー・日産、フィアット、VW、ボルボ、JAC、およびチェリーなどの企業の個別のニーズに応じた OSEK/VDX の実装を提供しています。要望に応じて、さらなる自動車メーカー固有のソリューションがご利用可能です。
通信スタック
EB の OsekCore 通信スタックは、車体制御システム、空調システム、ラジオナビゲーションシステムなどの多くの量産アプリケーションで実証されています。準拠する基準:
- CAN 通信スタック:OSEK-COM 3.0.3、OSEK-NM 2.5.2、ISO-TP 15765-2、および ISO-UDS 14229-1
- LIN 通信スタック:LIN 仕様2.0、2.1、2.2A、および ISO-UDS 14229-1マスターとスレーブの両方のモードがサポートされています。
- CAN ブートローダ:OSEK-COM 3.0.3、ISO-TP 15765-2、および ISO-UDS 14229-1 に準拠。
その他の EB tresos 製品および技術との統合
EB tresos AutoCore の構成・検証・コード生成用ツール。
AUTOSAR 準拠 ECU 用のベーシックソフトウェアスタック。
OSEK/VDX の後継技術。