エレクトロビット、中国の新興 EV メーカー威馬汽車(WM Motor)と 包括提携

August 20, 2019

長年に渡るソフトウェアリーダーとしての専門知識と品質への追求で、中国の新興自動車メーカーの
電気自動車の導入をサポート

ドイツ、エアランゲン、2019年8月20日 – 車載用組み込みソフトウェアのグローバル・リーディング・カンパニー、エレクトロビット(EB)は、威馬汽車(WM Motor)のコンパクト SUVモデルの電気自動車、WM EX5 向けに、ソフトウェア設計と開発、組込サービスを提供したことを発表しました。

 

Weltmeister AUTOSAR
エレクトロビット は、新モデルの通信システムに、診断およびAUTOSAR ネットワーク管理をサポートする電子制御ユニット(ECU)のベーシックソフトウェアを設計・開発すると共に、OTAをサポートするソフトウェアも提供しています。

 

「威馬汽車は主にスマート EV を開発しています。EV向け組込みソフトウェアシステムは従来のガソリン車( ICE 車)に比べてはるかに洗練されています。エレクトロビットは、当社のバリューチェーンの中でも非常に重要なパートナーです」と、威馬汽車の創業者、会長兼 CEO の Freeman H. Shen 氏は述べています。「エレクトロビットの チームが、ソフトウェアの専門知識と AUTOSAR の経験を活かして、スマート EV、WM EX5 の誕生に熱意を持って協力してくれたことに感謝しています」

 

エレクトロビットのソフトウェアは世界で 1 億台以上の車両の 10 億を超えるデバイスに採用されています。エレクトロビットは、業界随一の専門知識と、中国オフィスのチームをはじめとする豊富なリソース、品質への追求を総動員して、リーンでアジャイルな開発アプローチを用いてスケジュールに合わせてコラボレーションを進めました。プロジェクトに関与したティア 1 サプライヤー各社と密接に協力して、ユーザーマニュアルやトレーニング資料も作成しています。
 

威馬汽車はEB tresosを採用しているため、最先端のAUTOSAR および OSEK/VDX に準拠した車載ECU 向けベーシックソフトウェアが実装されます。ベーシックソフトウェアのカスタマイズにより、威馬汽車固有の要件にも適合しています。

 

「新モデル向けの重要なシステムの開発と設計で、威馬汽車とパートナーを組むことは、楽しくやりがいのあるものでした」と、プロジェクトリーダーを務めたエレクトロビットのExecutive Vice President、 Christian Reinhard が述べます。「威馬汽車は新しい車の製造方法を模索している新興自動車メーカーの1社であり、開発アプローチや量産までの工程は画期的なものです。威馬汽車や部品メーカーと協力して成功裏にEX5 を導入したことを誇りに思います」

 

エレクトロビット(EB)社について

エレクトロビット(EB)は、ドイツ・エアランゲンに本社を置く車載ソフトウェアのリーディング・サプライヤーです。当社は、1988年の設立以来、組込みシステム開発のための製品やソリューション、エンジニアリングサービス、コンサルティングを提供してきました。当社の製品は量産化に対応するもので、既に1億以上の車両と10億以上のデバイスに採用されています。 エレクトロビットは、電子制御システム(ECU)や先進運転支援システム(ADAS)・自動運転、コネクティビティ、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)、セーフティ/セキュリティなどの分野で、自動車業界の技術革新をリードして、未来のモビリティを追求します。エレクトロビットはコンチネンタルの完全子会社です。詳細はelektrobit.comをご覧ください。

 

威馬汽車技術有限公司(WM Motor)

中国の威馬汽車技術有限公司(WM Motor)は、2015年に中国で創業した、新エネルギー車(NEV)やモビリティソリューションなどを開発する新興 EV メーカーです。社名の”WM”は、ドイツ語の”Weltmeister(世界チャンピオン)”に由来します。

威馬汽車は、スマートEVのエバンジェリストとしての第一段階、データ駆動型のスマートハードウェア企業としての第二段階、スマートモビリティを提供するエコシステムプロバイダーとしての第三段階と、明確な三段階の成長戦略に基づいて、急速に成長しています。

 

 

詳しい情報のお問い合わせ:

清水 恵子

エレクトロビット日本株式会社

電話: 03-6421-7140

Eメール: Keiko.Shimizu@elektrobit.com