ドイツ、エアランゲン、2024 年4月16日 –エレクトロビットは本日、EB zoneo GatewayCoreを発表しました。これは、広く採用されているClassic AUTOSAR標準に基づいた先進の自動車E/Eアーキテクチャで使用される最新のマイクロコントローラのハードウェアアクセラレータを、コンフィグレーションして組み込む、業界初のソフトウェア製品です。インフィニオンのAURIX™ TC4xで利用可能なこの新しいソフトウェアは、複雑なネットワークゲートウェイのユースケースのコンフィグレーションを簡素化し、自動車メーカーや部品メーカーにおける開発期間や、統合にかかる工数、コストを低減します。
EB zoneo GatewayCoreは、ハードウェア依存のアクセラレータとClassic AUTOSARの効果的な架け橋となり、複雑性が高いルーティングシナリオにも、柔軟に対応します。ハードウェア・ソフトウェア一体のこのアプローチにより、情報処理の遅延時間を大幅に改善し、また同時にネットワーク関連タスクにおけるCPU負荷と電力消費を低減します。
この新しいソフトウェアは、インフィニオンなど先進のハードウェアベンダーと緊密に連携して開発されました。AURIX™ TC4x上でのEB zoneo GatewayCoreのパフォーマンスの一例は、CAN(Controller Area Network )からCAN、またはCANからIEEE1722へのルーティングを、CPU負荷ゼロで遅延時間を大幅に削減することです。これは、インフィニオンのハードウェアと、エレクトロビットのEB zoneoの最適な組み合わせを採用することにより達成されました。
「EB zoneo GatewayCoreとインフィニオンのAURIX™ TC4xの組み合わせは、自動車メーカーの次世代の車載ネットワークの開発に必要な、効果的な解決策となります」と、インフィニオンChassis & EE-Architecture副社長のLars Wemme氏は語ります。「エレクトロビットと共に自動車メーカーと部品メーカーの時間とコストを削減することで、彼らはより速くて高効率のネットワークを活用しながら車両開発の他の分野にリソースを集中できるようになります。私たちのルーティングエンジンは、MCUコアからデータルーティングの負荷を完全にオフロードするため、お客様はそのリソースをアプリケーションコードに割り当てることができます」
インフィニオンのマイクロコントローラー、AURIX™ TC4xファミリーは、安全でセキュアな処理を必要とする車載マイクロコントローラーの限界を広げ、次世代のeMobility、ADAS、E/Eアーキテクチャ、費用対効果の高いAIアプリケーション向けに設計されています。最初のAURIX™ TC4xのエンジニアリングサンプルは、リードカスタマーの製品開発のためにすでに出荷されています。
「従来、AUTOSAR環境でハードウェアアクセラレータとBSWに関連する部分を構成するには、さまざまなツールを使用する必要がありました」と、エレクトロビットのマネージングディレクターMike Robertsonは語ります。「EB zoneo GatewayCoreとインフィニオンのAURIX™ TC4xによりプロセスを合理化することで、自動車メーカーは、高速で信頼性が高く、セキュアな車載ネットワークを必要とする新しい車両機能を導入しやすくなります」
EB zoneo GatewayCoreの詳細は、こちらをご覧ください。
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