EB tresos Classic Autosar Basic Software (BSW)

3つのベーシックソフトウェアオプション

  • AutoCore
  • OsekCore
  • WinCore

業界最先端のAUTOSAR対応ベーシックソフトウェア

EB tresos AutoCoreは、車載電子制御ユニット(ECU)向け、業界最先端のAUTOSAR準拠のベーシックソフトウェアを実装しています。この汎用ソリューションはAUTOSAR 4.xに対応しています。モジュール式で拡張性の高いフレームワークを提供し、画期的なECUソフトウェアアプリケーション開発のための完璧なソフトウェアベースです。

 

拡張品質ステートメント

OSとRTEの品質とメトリックスのレポートおよび安全アプリケーションガイドラインで構成されます。品質とメトリックスのレポートには、要件トレース、テストレポート、静的および動的コード分析に関する情報が記載されます。この情報を使い、ASIL Bまでの安全性保証をサポートできます。

 

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EB tresos AutoCoreアーキテクチャ

メリット

完全な拡張性

このシステムは、お客様固有のソフトウェアモジュールで拡張できます。EB tresos AutoCoreを作業するための確固たるベースとして使用して、IPの統合、価値の付加、独自の成功を導くソリューションの作成が可能です。

柔軟なシステム

EB tresos AutoCoreは最新のAUTOSAR規格4.xに基づき、CAN、CAN FD、LIN、FlexRay、Ethernetなどあらゆる車載用通信ネットワークをサポートします。AutoCoreの各モジュールは、ハードウェアに依存しない製品とハードウェアに依存する製品にグループ化されます。つまり、1つのシステムへの投資が複数の形で利益を生み出します。

業界のトレンド向けに実用化

エレクトロビットのベーシックソフトウェアスタックは、マルチコアの高性能を備えた自動車ドメインコントローラを必要とする自動運転などのシナリオに対応しています。AUTOSARの柔軟性を備え、機能安全コンセプトならびにEthernetネットワークを統合して、増加している自動車センサーに必要なデータ転送ボリュームに対応します。

EB tresos AutoCoreの主な機能

ハードウェアに依存しない製品向けのEB tresos AutoCore Generic(ACG)

このアーキテクチャは基本的に次のもので構成されます。

  • ベース:他のACG製品が必要とする、EB tresos AutoCoreのメインインフラストラクチャを提供します。アシスタントとプラグインが含まれます。
  • ランタイム環境:スケーラブルで高度に最適化されたAUTOSARランタイム環境(RTE)です。AUTOSAR RTEで、アプリケーションソフトウェアコンポーネント間の通信が可能になり、アプリケーションソフトウェアコンポーネントとベーシックソフトウェアモジュールとの間のメインインターフェースが提供されます。
  • 通信サービス:車両ネットワーク通信用AUTOSAR通信サービスが入っています。これは、使用される通信プロトコルから独立して車両ネットワークとの統一感のあるインターフェースを提供するサービスで、あらゆるAUTOSAR通信スタックで必要とされます。各通信要件に対して、特定のネットワーク通信を含むCAN、LIN、FlexRay、Ethernetスタックのいずれかを提供します。通信サービスと共に、あらゆるタイプの自動車ネットワークに対する信頼できるソリューションとなります。効率的なデータ変換、信号のPDUへのマッピングを、次のフォーマットで保証します。信号ベースのフォーマット:高密度のPDUになり、CAN、FlexRay、LIN向けに最適化されています。汎用データシリアライズフォーマット(AUTOSARリリース4.2で新規導入)、車載用Ethernet向けに最適化されています。
  • 診断スタック:診断固有のAUTOSARモジュールが入っています。開発、製造、サービス業務中に外部診断ツールによって使用される、UDS(Unified Diagnostic Services)のAUTOSAR準拠の実装を提供します。また、OBD(オンボード診断)をサポートする拡張も含まれます。

ハードウェアに依存する製品向けEB tresos AutoCore Microcontroller-dependent(ACM)

このアーキテクチャの基本構成内容:

  • オペレーティングシステム。各自動車ECUプロジェクト向けに、最新のAUTOSARリリースに基づいて、また必要に応じてASIL Dまでの機能安全要件に関するISO 26262に準拠する、適切なOSを提供します。詳細はこちら
  • マイクロコントローラ抽象化レイヤー(MCAL)。MCALにはµCへのアクセスに関連するAUTOSARモジュールが含まれます。NXPやInfineonといった主要な半導体メーカーと緊密に協力して、当社のソフトウェアが最新のマイクロコントローラで機能することを保証しています。

 

OSEK/VDX準拠のECU向けのソリューション

EB tresosOsekCoreは、OSEK/VDX準拠の電子制御ユニット(ECU)のベーシックソフトウェアパッケージです。

エレクトロビットでは1999年以来、ECUベーシックソフトウェアの開発に携わっており、量産プロジェクトでEB tresos OsekCoreを実装しています。この製品は、組み込みOS、通信スタック、およびネットワーク管理のためのOSEK* およびVDX** 規格に準拠して開発されています。

* 自動車の電子機器用オープンシステムおよびインターフェース

** Vehicle Distributed eXecutive

OSEK/VDX準拠電子制御ユニットのソフトウェアアーキテクチャ

メリット

スケーラブルなソリューション

マルチバスネットワーク環境で複雑な制御設計を実装するためのスケーラブルなソリューションが得られます。個別のプロジェクトのニーズに合わせて構成され、完全に統合されたソフトウェアパッケージとして提供します。

量産向けに、信頼できる実装

OS(オペレーティングシステム)、CAN、LIN、診断サービスおよび電子制御ユニットのモード管理機能を備えたフラッシュブートローダーを含みます。

優秀な人材によるプロジェクト支援

仕様、実装、企業独自のソフトウェアモジュールの統合(オプション)、特定のマイクロコントローラへの移植など、組み込みソフトウェアの全ライフサイクルにわたって、有能なエンジニアリングサービスを提供します。

包括的なツール支援

EB tresos OsekCoreのモジュールは、EB tresos Studioで設定、検証、生成が行われます。つまり、各モジュールには独自のエディタ(オプション)と共通のGUIがあります。

EB tresos OsekCoreの主な機能

EB tresos OsekCore OS

EB tresos OsekCoreの中心コンポーネント。EB tresos OsekCoreコンポーネントと容易に統合可能。OSEK-VDX 2.2.2、ORTI 2.0および2.1、およびOSEK time conformanceに準拠した完全なベーシックソフトウェアアーキテクチャを構成します。

 

自動車メーカー固有の実装

EB tresos OsekCoreおよびOsekCore OSに基づき、エレクトロビットはPSA、ルノー・日産、フィアット、VW、ボルボ、JAC、およびチェリーなどの企業の個別のニーズに応じたOSEK/VDXの実装を提供しています。要望に応じて、さらなる自動車メーカー固有のソリューションがご利用可能です。

 

通信スタック

エレクトロビットのOsekCore通信スタックは、車体制御システム、空調システム、ラジオナビゲーションシステムなどの多くの量産アプリケーションで実証されています。準拠する基準:

  • CAN通信スタック:OSEK-COM 3.0.3、OSEK-NM 2.5.2、ISO-TP 15765-2、およびISO-UDS 14229-1
  • LIN通信スタック:LIN仕様2.0、2.1、2.2A、およびISO-UDS 14229-1マスターとスレーブの両方のモードがサポートされています。
  • CANブートローダ:OSEK-COM 3.0.3、ISO-TP 15765-2、およびISO-UDS 14229-1に準拠。

PCベースのAUTOSAR開発

お客様には、AUTOSARソフトウェアとその統合をできるだけ早期かつ迅速にテストできるようになっていただきたいと考えています。そのため、仮想AUTOSARベーシックソフトウェアであるEB tresos WinCoreを開発しました。これはWin32プラットフォームで実行されます。つまり、ハードウェアなしでも電子制御ユニット(ECU)ソフトウェアプロジェクトを開始して、PCで直接アプリケーションを実行できます。

 

拡張品質ステートメント

OSとRTEの、品質とメトリックスのレポートおよび安全アプリケーションガイドラインで構成されます。品質とメトリックスのレポートには、要件トレース、テストレポート、静的および動的コード分析に関する情報が記載されます。この情報を使用して、ASIL Bまでの安全性保証をサポートできます。

 

メリット

効率的な生成とビルドのテスト

ベーシックソフトウェア開発プロジェクトを開始して、Win32プラットフォーム上での設定、パラメータ検証、コード生成、コンパイル、リンクを含む、完全なソフトウェア仕様とビルドプロセスを実施します。

信頼できる機能テスト

実際のターゲットソフトウェアがまだ準備できない場合や、必要なテストツールが入手できない場合でも、EB tresos WinCoreで開発を続行できます。EB tresos WinCoreで、機能的動作のみに集中して、ユニットテストとインテグレーションテストを実施できます。仮想開発により時間を削減、作業を軽減し、順を追って機能をテストして、毎回ECUを再プログラミング(フラッシュ)しなくても、パラメータを変更して再度テストできます。

リアルタイムエフェクトなしのデバッグ

EB tresos WinCoreでは、ハードウェアの問題を排除することによって、潜在的なバグのソースを絞り込むことができます。Win32プラットフォームで問題を再現するには、BSW設定をレプリケートして、仮想標準コアをビルドするだけです。

EB tresos WinCoreの主な機能

EB tresos WinCoreで、EB tresos AutoCore Genericに含まれているハードウェアに依存しないAUTOSARベーシックソフトウェアモジュールを設定できます。次にこの設定を、ターゲットマイクロコントローラプラットフォーム上の設定のベースとして使用できます。

 

EB tresos WinCore:

  • 実際のECUで使用される、すべてのハードウェアに依存しないベーシックソフトウェアが含まれます。
  • Windows PCで実行されるAUTOSARオペレーティングシステムが含まれます。
  • マイクロコントローラ抽象化レイヤー(MCAL)をスタブ関数の形で提供します。
  • AUTOSAR 4.0 + AUTOSAR 4.1および4.2から選択されたRfC(request for comment)など、さまざまなAUTOSARバージョンでご利用いただけます。

 

EB tresos WinCoreアーキテクチャ:

EB tresos AutoCore Generic(ACG)に含まれるベーシックソフトウェアモジュールと、オペレーティングシステムとMCAL(どちらもEB tresos WinCoreをPC上で実行できるようにするためWindowsに適応)を含みます。

エレクトロビットのClassic AUTOSARソリューションの詳細情報